【眠れない・眠りが浅い】などの不眠症状~原因と改善方法~

自律神経失調症の症状として、『なかなか寝付けない』『眠りが浅く、熟睡できない』というものがあります。

このような不眠症の症状をお持ちの方は、翌日への影響を考えると不安になって余計に眠れなくなってしまうこともあるでしょう。

このページでは、このような不眠症状にお悩みの方へその『原因』『改善方法』をご紹介します。

眠れない・眠りが浅い原因の多くは『自律神経の乱れ』によるもの

布団に入ってもなかなか眠れない、熟睡できないという方は、自律神経のバランスが崩れている可能性があります。

まずは、自律神経についてわかりやすく説明します。

  • 『活発・興奮』の働きをもつ神経・・・交感神経
  • 『沈静・リラックス』の働きをもつ神経・・・副交感神経

自律神経は主にこの2つの神経がシーソーのようにバランスをとりながら働いています。

『なかなか寝付けない』という場合は、『活発・興奮』の働きをもつ神経(交感神経)が優位になっている状態です。

●交感神経が優位な状態

  • 緊張
  • 興奮
  • ドキドキ
  • 呼吸が早くなる
  • 心拍数が早くなる

このような状態では眠りづらいということはご理解いただけると思います。

なぜ交感神経が優位になるのか

通常、交感神経が働くのは「興奮する(した)とき」や「緊張する(した)とき」です。

「これから人前でスピーチするぞ!」「車にぶつかりそうになってヒヤッとした!」「これから彼女(彼氏)とデートでドキドキする!」

こういったときに、これから起こることに対処するための「戦う準備」をしてくれるのが交感神経の役割です。

心拍を増加させ、血流を活発にするのは、「戦う準備」をするためとも言えます。

しかし、強いストレスがかかった際や、長期間ストレスにさらされた生活を送っていると、この交感神経のスイッチが入ったままになってしまうことがあるのです。

これが『自律神経の乱れ』というものです。

通常であれば夜になると自然な眠気がやってくるものですが、交感神経が優位な状態になっているとその眠気がやってきません。

そのため、「布団に入っても全然眠くならない」といった状態に陥ってしまうのです。

自律神経失調症による不眠症にマインドガードDXをおすすめする理由

寝つきをよくするには、副交感神経を優位にすることが大切

自然な流れで眠れるようになるためには、興奮や緊張の役目を果たす交感神経のはたらきを抑え、リラックスの役目を果たす副交感神経を優位な状態にする必要があります。

交感神経を抑える方法・副交感神経優位にする方法

  • ストレスになっていることをなるべく避ける

【情緒不安定】神経が過敏になり、ちょっとしたことでイライラしたり泣きたくなるでも書いていますが、自律神経の乱れを改善するには、積極的に「リラックス」を取り入れるということが大切です。

交感神経が優位になって「緊張」や「過敏」の症状が出ているときには、少しでもリラックスを心がけ、副交感神経優位の状態を作るようにしましょう。

そのためには、日ごろからストレスに感じていることを見つけ出し、それをできるだけ排除する必要があります。

大半の場合は『仕事によるストレス』が多いかと思います。

場合によっては、「残業時間を減らしてもらう」「仕事内容を変えてもらう」「仕事の環境を変えてもらう」ことが必要になってくるかもしれません。

個人的な話になってしまいますが、私の場合は残業することをやめ、働く時間を大幅に減らしました。

このときは「不眠」や「不安・緊張」などの症状がひどくなり、医者に『自律神経失調症』と診断されていましたので、上司にも問題なく許可をいただくことができました。

こういった病状を誰かに説明したり、「仕事を減らしてほしい」等の話をすることは、なかなかの勇気が必要です。

あまり気が進まないかと思いますが、自分の健康を守るためだと割り切って、正直に話す必要があると思います。

ストレスから解放されることで、気持ちが楽になり、不眠症状や精神症状も徐々に改善されました。

  • セロトニンを活性化させてリラックス

「睡眠の質」や「精神の安定」をコントロールするのが『セロトニン』と呼ばれる脳内物質です。

セロトニンを活性化させることで「睡眠ホルモン」であるメラトニンが作り出され、自然な眠りを誘うことができます。

また、ノルアドレナリンやドーパミンなどの興奮物質を抑制し、不安感やイライラなどを抑え、精神を安定させてくれる働きがあります。

しかし近年では、このセロトニンが不足している人が急増しているといいます。

セロトニン不足に陥る原因として挙げられるのが、「パソコンやゲーム、スマホの見すぎ」「運動不足」「太陽の光を浴びない」「不規則な生活」などです。

現代のライフスタイルを考えると、スマホやパソコンに触れない生活の方が難しいですし、毎日忙しく過ごしていると運動したり外で過ごす機会というのは少ないのかもしれません。

しかし、セロトニンが不足すると「眠れない」「不安感がつきまとう」「疲れやすい」などの精神症状が出始め、うつ病や自律神経失調症などの疾患に発展してしまうこともありますので早急な対処が必要です。

セロトニンを増やすには?

セロトニンを増やすためには、

  • 規則正しい生活や食生活を心掛ける
  • 人とのコミュニケーションを楽しむ
  • ウォーキングなどのリズム運動をする
  • 太陽の光を浴びる

などが効果的です。

ただ、しっかりとセロトニンを分泌させるには、最低でも3か月は継続する必要があるそうです。

手軽にセロトニン不足を補うにはサプリメントを取り入れる

セロトニンサプリメントは、忙しい方でも手軽にセロトニン不足を補えるため人気があります。

セロトニン不足を補うことで、気分の安定や睡眠の質を高めるなどの効果が期待できます。

当サイトで厳選したセロトニンサプリメントは以下の記事に載せていますのでどうぞ参考にしてみてください。

【不安・憂鬱・緊張・ストレス】に!おすすめのサプリメント

 

眠れない・眠りが浅いなどの不眠症状のほかにも、「早朝にも関わらず覚醒してしまう」という症状に悩まされている方がいらっしゃるかと思います。

そういった方は、自律神経の乱れによる早朝覚醒~具体的な原因や対策~の記事も参考にしてみてください。



サブコンテンツ